はじめに
Nays2d+はNays2dで得られる水深平均2次元流れの計算結果に対して、以下の手順で 疑似的な3次元流れ場を計算・表示するするソルバーである。
水深平均の流線を計算し。
流線の曲率半径を計算し。
これと局所水深、局所水深平均流速から深さ方向の流速分布(流線方向と流線に直交する方向)を算定し、これを最終的にx,y方向の流れに戻して表示する。
本来の3次元モデルでは膨大な計算時間がかかるのに対して、 2次元計算と同じ計算時間で気軽に準3次元計算結果が、 それもかなりの信憑性を伴って得られるので、とっても便利なソルバーである。 流線の曲率から算出する2次流れの流速分布は Engelund(1974) の理論式を用いている. Nays2d+で使用されている基礎式は こちら である。 Nays2d+は iRIC version 4.x以降のバージョンで動作可能である。